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オリジナル花札の作り方|印刷会社が教える制作のポイント

オリジナル花札の作り方解説

花札とは?オリジナルグッズとしての魅力

花札(はなふだ)は、桜・月・動物など、四季をテーマにした日本の伝統的なカードゲームで、視覚的にも日本らしさが伝わりやすいデザイン性の高いアイテムです。

近年では、遊び道具としてだけでなく、イラストや作品を落とし込んだアートグッズ、海外向けの日本文化商品としても注目されています。

カードサイズで扱いやすく、小ロット制作からセット販売まで対応できるため、「作品性」と「商品性」を両立したオリジナルグッズとして展開できるのが魅力です。

オリジナル花札はどうやって作る?

基本の制作フロー

  1. デザイン制作(48枚)
  2. 札を制作
  3. 裏紙加工
  4. コーティング(ローラー掛け)

実際の制作方法(グラッデンボックスの事例)

小ロット試作はUV、大量生産はオフセットなど、ロットや用途に応じて最適な印刷方法をご提案します。

花札の仕様(サイズ・枚数・紙について)

  • 花札のサイズ:54×34(mm)
  • 札の厚み:約 1mm
  • 枚数:48枚/1セット
  • 表紙:アート紙(約545kg相当の厚紙)
  • 裏紙:薄紙(黒)

グラッデンボックスのオリジナル花札では、約545kg相当の厚紙を使用しています。
一般的なポストカードやチラシよりもはるかに厚みがあり、手に取ったときに「しっかりした質感」を感じられる紙質です。

紙の質感にこだわりながらも、耐久性と印刷の発色バランスを重視して選定しています。
繰り返し遊んでも折れにくく、グッズとして長く楽しめる仕様になっています。

札印刷|UVインクジェット印刷で色鮮やかに

最大1440dpiの高解像度UVインクジェット印刷機を使用し、一枚一枚に直接プリント加工を行っています。
細い線や繊細なグラデーションも再現しやすく、イラストや日本画などの作品データも、色のにじみが少なく、鮮やかに表現できるのが特長です。

版を作らないオンデマンド印刷のため、小ロットから制作可能で、試作や限定生産にも柔軟に対応できます。

インクは紫外線硬化型のUVインクを使用しており、乾燥時間が不要で、印刷後すぐに次工程へ進めるのも特長です。

裏紙|手作業で裏貼り加工

花札の裏面には、黒の薄紙を使用し、糊加工を施した上で、1枚ずつスキージを使いながら手貼りで仕上げています。

すべて手作業による工程のため、貼り位置や風合いなど、札ごとにわずかな個体差が生じますが、それぞれが手作りならではの表情を持つ、唯一性のある仕上がりとなります。

量産品にはない、クラフト感や作品性を大切にしたい方におすすめの仕様です。

※すべて手作業のため、貼り位置や仕上がりには個体差があります。

コーティング|表面のニス加工とローラー圧着

表面には、UVマットニスを使用したコーティング加工を施しています。
光沢を抑えた落ち着いた質感で、指紋や擦れにも強く、グッズとして扱いやすい仕上がりになります。

また、コーティング後にはローラーによる圧着加工を行い、札全体の密着性と耐久性を高めています。
これにより、反りや浮きが出にくく、長く使える花札に仕上げています。

大量生産の場合はオフセット印刷にも対応

大量ロット(数千〜)での制作をご希望の場合は、オフセット印刷による花札制作にも対応しています。

札の表面はフルカラー印刷、裏面は黒の薄紙を合紙加工する仕様となり、側面(断面部分)は紙本来の白色になります。

オフセット印刷は大量生産に適しており、1セットあたりのコストを抑えたい場合や、販促用・商品化を前提とした制作におすすめの方式です。

花札印刷でよくある注意点

解像度は350dpi以上で作成する

小さいサイズの場合、低解像度のデータでは線の輪郭がぼやけたり、細部のディテールが潰れてしまいます。

原稿データは、実寸サイズで350dpi以上を目安に作成してください。
(推奨:イラスト制作時点から高解像度で作成)

原稿はCMYKカラーモードで作成する

Web用のRGBデータのまま入稿すると、印刷時に色味が大きく変わる場合があります。
特に赤・緑・蛍光っぽい色は、実物ではくすんだり暗く見えることが多いため、必ずCMYKで作成してください。
※ RGB→CMYK変換については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>>>RGB→CMYKの変換とデータの確認方法
>>>カラー設定に迷わない!RGBとCMYKの違いを5分で解説【印刷向け】

縁までしっかりデザインを描く(塗り足し必須)

札にデザインを全面に印刷した後、裏とフチ部分に黒紙を巻いて仕上げます。
そのため、フチで隠れる部分(淵から約2mm)は「塗り足し」部分となります。

仕上がりサイズぴったりでデザインを止めず、必ず縁までしっかり描いてデータを作成してください。(54×34mm以上)
※ デザイン段階で黒縁を入れると、裏紙(黒)からはみ出す可能性があるため推奨していません。

スミ色や濃い色はディテールに注意

木肌や背景などをスミ(黒)系で表現する場合、濃度が高すぎると細かい模様や質感が潰れて見えないことがあります。特に小さな札では、やや明るめ・薄めのトーンがおすすめです。

手書き原稿の場合は札サイズの等倍以上で作成する

花札は仕上がりサイズが小さいため、原寸以下で作ると細部が潰れやすくなります。
必ず札サイズの等倍、もしくはそれ以上のサイズでデザインしてください。

こんなオリジナル花札が作れます

個展・作品販売向け花札

オリジナル花札は、イラストレーターや日本画家の個展グッズ、卒業制作の記念アイテムなど、作品発表の場で多く採用されています。

原画やイラストを花札サイズに再構成することで、ポストカードやポスターとは異なる切り口で、「日本文化 × アート」のオリジナル商品として展開可能です。

展示会場での物販だけでなく、サイン会の記念品や、限定セット販売にも活用でき、作品の世界観をそのまま“商品化できる”グッズとしてご提案しています。

海外向け日本文化グッズ

オリジナル花札は、海外向けの日本文化グッズとしても高い人気があります。

花札は「Japanese traditional cards」として、桜・月・動物などのモチーフが直感的に伝わりやすく、言語に依存しないビジュアルコンテンツとして海外のお客様にも好評です。

日本画・浮世絵風のデザインや、現代イラストを取り入れたアレンジなど、“和”の要素を活かしたオリジナルグッズとして、インバウンド商品や輸出向け商品にも対応可能です。

ノベルティ・配布花札

オリジナル花札は、企業イベントやコラボ企画の入場特典、キャンペーン配布用ノベルティとしても制作実績があります。

チラシやポストカードと違い、花札は「手元に残る」「遊べる」アイテムのため、プロモーション効果が高く、配布後も長く使ってもらえるのが特長です。

企業ロゴやキャラクター、ビジュアルを組み合わせることで、他にはない印象的なノベルティグッズとして企画提案が可能です。

裏紙はオリジナル印刷や色変えが可能です

通常の花札は、表面のみデザインされていることが多いですが、
グラッデンボックスでは裏紙部分にもオリジナルデザインの印刷が可能です。

ロゴや作品名、世界観を表現したグラフィックを入れることで、より「作品性の高い花札」や「ブランド感のあるオリジナルグッズ」に仕上げることができます。

  • 作家・イラストレーターの世界観を裏面まで表現したい
  • 海外向けに、日本文化+オリジナルデザインとして訴求したい
  • ノベルティでも安っぽく見せたくない

といったニーズにもおすすめです。

オリジナル外装箱も制作可能

  • 花札本体だけでなく、外装箱もオリジナル制作可能
  • キャラメル箱/組み箱/スリーブ型など対応
  • ロゴ入り・箔押し・特色印刷も可能
  • 商品化・販売用パッケージまでワンストップ

これまでの制作実績(※一部抜粋)

これまで、以下のような用途でオリジナル花札を制作してきました。

  • 海外向け日本文化グッズとしての花札制作
     (インバウンド・越境EC向け商品)
  • 大学・専門学校の卒業制作としてのオリジナル花札
     (コンセプトアート・作品集的な使い方)
  • 日本画家・イラストレーターの個展グッズ
     (展示販売用・サイン会用グッズ)
  • 花札アプリの企画連動ノベルティ
     (リアルグッズ化・キャンペーン用)
  • コラボイベントの入場特典・配布用グッズ
     (バラ配り・大量配布用)

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私たちは、単に印刷加工するだけでなく、お客様の悩みに寄り添い、解決に向けた提案を行う専門家です。
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